神社のぼり

多くの神社には、鳥居や参道、境内にのぼりが立てられていますが、中には、色鮮やかな赤いのぼりが何十本も等間隔で参道の両側に立てられ、それが本殿まで続いている稲荷神社や、石段の両側に白い奉納のぼりが等間隔で立てられている大社があります。

神社でお祭りが開催されるときには、長さ8mから10mもの巨大なのぼりを何人もの男性が協力して立てたり、あるいは周辺に何十本もののぼりを立てて開催を知らせます。

また、鎧や兜を身に付けた武士の姿に扮装して沿道を歩いたり、和太鼓などの演奏を行う際にはのぼりを背負うお祭りもあるなど、のぼりはお祭りに欠かすことができない物ですが、もともとのぼりには、神を呼び寄せる依代という意味があり、お祭りのときに降臨する神をお迎えするという重要な役割があります。

年に1回開催されるお祭りのときにだけに立てられるのぼりや、日常的に境内に立てられているのぼりは、いずれも氏子より奉納されるもので、神社の名前や神社が祀っている神様の名前が書かれています。

神社で立てられるのぼりは、店舗の前で掲げられている一般的なのぼりに比べて大きいため、丈夫で厚手の生地が使われ、文字は、雨にぬれても薄れず、太陽の光で色があせることがないように丁寧に染め上げられます。